1.はじめに
私が投資を始めたのは30代。 ちょうど積立NISA(当時)やiDeCoの制度が始まって間もない頃でした。 きっかけは、たまたま読んだ雑誌に「長期・分散・積立」の重要性が書かれていたことです。
当初は漠然と「お金を増やしたい」という思いで始めましたが、資産が徐々に積み上がるにつれ、投資の目的が明確になり、それに沿ったポートフォリオが自然と形成されていきました。
そして、これらの資産が一定程度構築されていたことが、40代での転職や湘南移住を決断する際の大きな後押しになったと感じています。
この記事では、私の投資の変遷、現在のポートフォリオ、そして投資目的についてまとめていきます。 なお、私は投資の専門家ではないため、銘柄分析や投資手法の詳細には触れません。生活者としてのリアルな投資経験を中心に述べます。
2.私の投資の変遷
(1)20代:無意識的な投資
20代の私は、投資に関する知識も意識もほぼゼロでした。
- 気が向いた時に現金預金
- 社員持株会に半ば強制的に入会
- 第一子誕生後、なんとなく学資保険に加入
「投資している」という感覚はなく、ただ“なんとなく”始めたものばかりでした。
(2)30代前半:NISA・iDeCo開始
30代でNISA・iDeCoを知り、老後資金への漠然とした不安から積立を開始しました。
- オルカン・全米株を中心に積立
- 生活に負担のない金額で淡々と継続
- 値動きは気にしない
- iDeCoは全額所得控除されるため、節税メリットも大きい
運用を続ける中で、Webや雑誌から情報を集め、徐々に投資の基本的な知識が身についていきました。
(3)30代半ば:妻もNISAを開始
NISA・iDeCoで老後資金の基盤が整いつつあると感じた頃、第一子の教育費について考えるようになりました。
- 学資保険だけでは不足するのでは?
- そもそも資産がほぼ増えないのでは?
そう考え、満期受取額を下げ、その分を妻のNISAで運用することにしました。
その5年後に第二子が誕生。 教育費を早めに準備したいと思いましたが、投資余力が限られていたため、iDeCoを第二子の教育費バケットとして活用することにしました。
(4)30代後半:高配当ETFへの投資開始
NISA・iDeCoの積立が軌道に乗り、コア資産が形成されてきた頃、成長リターンとは別に「分配金としてのリターン」がほしくなりました。そこで、高配当ETFを中心としたサテライト投資を開始。
- 生活費補填(主に旅行費)を目的に投資
- 自分の小遣いやボーナスから都度投資
- 長期保有前提
- 国内・米国ETFを中心に分散
- 下落しても売らず、むしろ買い増す
コアが安定しているからこそ、サテライトを楽しみながら運用できました。
(5)40代:個別株保有(前職の持株)
転職により、20年間積み立ててきた前職の持株を個別株として保有することになりました。持株会時代は受け取れなかった配当金が、毎年受け取れるようになり、サテライト資産として機能しています。
3.目的別バケット運用
資産形成を続ける中で、自然と目的別バケットが形成されていきました。
- 老後資金(NISA投信・ETF)
- 生活費補填(高配当ETF・個別株)
- 教育費(妻NISA・iDeCo・学資保険)
- 生活防衛資金(現金)
目的別に分けることで、迷いなく投資判断ができるようになりました。 これは精神的な安定にもつながっています。
4.投資を継続できている理由
私が投資を継続できている最大の理由は、固定費削減とミニマルライフです。
- 賃貸派(持ち家を持たない)
- 車1台(移住後は車なし)
- 保険の見直し
- 格安SIM
- 趣味の棚卸し
- 必要最小限のモノで暮らす
固定費が下がると投資余力が増えていくのが分かりました。ミニマルライフ × 固定費削減 × 資産形成 この3つが相乗効果を発揮し、無理なく投資を続けられています。

5.現在のポートフォリオ
現在の私のポートフォリオ(割合)です。どちらかと言えば「攻め」よりで進めてきました。
| 資産カテゴリ | 割合 | 目的 |
|---|---|---|
| 個別株(前職持株) | 25% | 生活費補填 |
| NISA(投資信託) | 27% | 老後資金 |
| 国内・米国ETF(高配当) | 21% | 生活費補填 |
| iDeCo | 8% | 第二子の教育費 |
| NISA(投資信託)妻 | 10% | 第一子の教育費 |
| 保険 | 3% | 第一子の教育費 |
| 現金 | 6% | 生活防衛資金 |
また、負債はほぼありません。
車のローンが僅かに残っていますが、湘南移住に併せて車を売却し、返済に充てる予定です。
6.転職・湘南移住を決断できた理由
このポートフォリオがあったからこそ、 私は 転職と湘南移住 を決断できました。
- 配当金・分配金で生活費の一部を補填
- 教育費の一定の確保
- 老後資金が長期で積上げ
- 負債がほぼ無し
20年後・30年後の未来は誰にも分かりません。
それでも、一定の資産形成ができていたことが、私の人生の選択肢を大きく広げてくれました。
7.まとめ
なんとなく始めたNISA・iDeCoでしたが、固定費削減とミニマルライフを組み合わせることで、効果的に資産形成を進めることができました。その過程で、
- コア・サテライト戦略
- 目的別バケット運用
が明確になり、私の人生に合わせたポートフォリオが徐々に構築されていきました。今後は、よりリスク分散を図るため、個別株比率の縮小、ETF・現金比率の増加 を検討しています。


